マルチメディア推進フォーラム PART1009【オンライン限定】
「フォトニクスが拓く次世代AIコンピューティングとネットワーク」
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| 開催日 | 2026年6月12日(金) 13時00分~16時50分 |
|---|---|
| 場所 | オンライン限定 |
| 受講料 | 52,370円 (消費税込) |
趣旨・論点
●シリコンフォトニクスの産業化と国際競争力● Co-Packaged Optics(CPO)とAIデータセンタの電力・帯域課題
● 光電融合デバイス・光トランシーバの実装最前線
● 光演算(Photonic Computing)と将来のAIアーキテクチャ
● ディスアグリゲート型AIインフラとフォトニックファブリック
生成AIの急速な普及に伴い、AIモデルの計算規模とデータ転送量は飛躍的に増大し、GPUクラスタを中心とする従来型データセンタは、電力消費、通信帯域、メモリ容量の面で新たな限界に直面している。特に、AI学習・推論基盤の大規模化により、計算性能そのものだけでなく、電力効率、通信効率、さらにはシステム全体を最適化する統合設計が、次世代インフラにおける最重要課題となっている。
この課題に対し、半導体実装技術の面では、微細化限界や開発コストの増大を背景として、従来のモノリシックSoCに代わる新たな設計手法としてチップレットアーキテクチャが急速に注目されている。CPU、GPU、メモリ、アクセラレータなどの機能ブロックを分割・最適配置し、高性能化と柔軟性を両立するチップレット技術は、今後のAIサーバおよびデータセンタ基盤を支える重要な要素技術となりつつある。一方で、その実現には、チップレット間を接続する超高速・低消費電力・低遅延な通信技術が不可欠であり、パッケージ内インターコネクトから将来的な光I/Oまでを含む新たな接続技術の進展が期待されている。
こうした背景のもと、光を用いた低消費電力・広帯域・低レイテンシを特長とするフォトニクス技術が、次世代AIコンピューティング基盤の中核技術として急速に注目を集めている。シリコンフォトニクスによる光I/O、Co-Packaged Optics(CPO)、光電融合トランシーバ、さらには光演算(Photonic Computing)に至るまで、電子回路中心の従来アーキテクチャを拡張・再構成する動きが本格化している。加えて、CXL(Compute Express Link)による分散メモリ化やディスアグリゲート・コンピューティングの進展と、フォトニックインターコネクトの高帯域・低電力特性が融合することで、Compute・Memory・Network が一体化した新しいAIデータセンタ・アーキテクチャの実現可能性が見え始めている。
本フォーラムでは、こうした技術的・産業的転換点を踏まえ、以下の観点から次世代AIインフラの方向性を多角的に議論する。まず基調講演では、フォトニクス技術がAIコンピューティングとネットワークの構造をどのように変革し得るかを俯瞰し、データセンタ電力問題、シリコンフォトニクスの産業展開、ディスアグリゲート型コンピューティングの将来像について展望する。続いて、コンサルティング・産業分析の立場から、光電融合およびシリコンフォトニクスの市場動向、データセンタ電力効率へのインパクト、日本の技術ポートフォリオと国際競争力について整理する。さらに、実装技術の最前線として、チップレット間通信技術の動向と高速伝送を取り上げ、先端パッケージング、電気・光インターコネクト、標準化動向を含め、AIクラスタ構成における実用化の方向性を議論する。最後に、光演算回路および光ニューラルネットワークの研究開発動向を紹介し、多面光波変換(MPLC)などの先端技術を含め、フォトニックコンピューティングが将来的にAIアーキテクチャへ与える影響と可能性を展望する。
本フォーラムを通じて、フォトニクス技術と先端実装技術が、生成AI時代の計算・通信・電力設計をいかに再構築するのかを、技術・産業・アーキテクチャの三つの視点から総合的に議論する。
(座長)
東京大学 名誉教授 齊 藤 忠 夫
スケジュール
各講演最後に質疑応答を設けてあります。
- (基調講演)「フォトニクスが拓く次世代AIコンピューティングとネットワーク」
- 東京大学 名誉教授
齊 藤 忠 夫 氏
● シリコンフォトニクス(Silicon Photonics)の産業展開
● ディスアグリゲート・コンピューティング
- 「光電融合及びシリコンフォトニクスの市場及び技術動向」
- PwCコンサルティング合同会社
ディレクター
近 藤 芳 朗 氏
●光技術導入による電力効率と技術開発の最前線
●日本の国際競争力と技術ポートフォリオ
(休憩)
- 「チップレット間通信技術の動向と高速伝送」
- 株式会社日立製作所 研究開発グループ
グリーン&コネクティブイノベーションセンタ
先端エレクトロニクス評価・実装研究部
主管研究員
植 松 裕 氏
●チップレット間通信の技術的課題
●標準化動向とエコシステム競争
●高速伝送技術の実際--電気配線の限界と光I/Oへの展望
(休憩)
- 「シリコンフォトニクスを用いた光演算回路」
- 東京大学 大学院工学系研究科
電気系工学専攻
教授
種 村 拓 夫 氏
●多面光波変換(MPLC: Multi-Plane Lightwave Conversion)型演算回路
●MPLC型回路を用いた光ニューラルネットワークの実証







次世代通信ネットワーク・移動体等の通信分野において、業界や立場の垣根を越え意見交換をする場を提供します。