ハイテクノロジー推進研究所

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マルチメディア推進フォーラム PART984【オンライン限定】
「リモートプロダクションの最新動向」

メール申込用フォーマット PDFファイル(FAX申込書付き)
開催日2025年8月21日(木) 13時00分~16時50分
場所オンライン限定
受講料53,700円 (消費税込)

趣旨・論点

●リモートプロダクションの最新技術動向
●映像制作ワークフローの変革
●バーチャルプロダクションの事例と展望
●万博中継のリモート制作事例

デジタル技術の急速な進化と5G/6Gネットワークの普及により、映像制作・放送業界は大きな変革期を迎えています。従来の現場完結型の制作手法から、場所や距離の制約を超えた「リモートプロダクション」へのシフトが加速しています。

リモートプロダクションとは、撮影現場と制作拠点を高速・低遅延のネットワークで接続し、映像・音声信号をリアルタイムに伝送しながら遠隔地で編集・制作を行う手法です。この技術は、スポーツ中継やライブイベント、映画・ドラマ制作などの幅広い領域で革新をもたらし、制作効率の向上、移動や設営に伴うコスト削減、環境負荷の低減などの多くのメリットを生み出しています。

さらに、LED壁面やリアルタイムCG合成を活用したバーチャルプロダクション技術の発展により、物理的な撮影場所の制約を超えた創造性の拡張も実現しつつあります。実空間とデジタル空間を融合させることで、従来では不可能だった表現や、予算・時間的制約のため断念せざるを得なかった企画も実現可能になっています。

一方で、このような技術革新を実際の制作現場に導入するには、高品質な映像伝送技術、遅延のないリアルタイム通信、セキュリティ対策、ワークフローの再設計など、多くの技術的・運用的課題を解決する必要があります。。

本フォーラムでは、リモートプロダクション技術を牽引する最先端企業等から専門家を招き、最新技術動向や導入事例、課題解決アプローチについて多角的に学ぶ機会を提供します。

5G/6Gネットワークの特性を活かした高品質・低遅延の映像伝送技術、クラウドベースの制作環境、バーチャルプロダクションスタジオの構築・運用ノウハウ、そして実際の映像制作現場での活用事例まで、理論と実践の両面からリモートプロダクションの可能性を探ります。

放送局、映像制作会社、イベント事業者はもちろん、企業の映像コンテンツ制作担当者、教育機関の映像制作関係者など、あらゆる分野で映像制作に携わる皆様にとって、次世代の制作手法を理解し、自らの現場に取り入れるための貴重な知見を得られる場となることを目指します。

効率性と創造性の両立、環境負荷の低減と表現領域の拡大、そして新たなビジネスモデルの創出-リモートプロダクション技術がもたらす多様な価値と可能性について、ともに考える機会となります。

(座長)
東京大学 大学院 工学系研究科 電気系工学専攻
教授 森 川 博 之

スケジュール

各講演最後に質疑応答を設けてあります。

(開催趣旨説明)
東京大学 大学院
工学系研究科 電気系工学専攻
教授
森 川 博 之 氏

「ネットワーク・ソフトウェア/クラウド・AI・XRが変える映像制作の未来」
●Media over IPの最新動向
●ソフトウェア/クラウドの最新動向
●AI活用の最新動向
●バーチャルプロダクションの最新動向

ソニーマーケティング株式会社
B2Bビジネス本部 技術・サービス部門
メディアソリューション技術部
統括部長
小 貝  肇 氏

(休憩)

「IOWN構想と共同利用型リモートプロダクションの取組について」
●IOWNとは何か
●IOWNを支える3つの技術要素
●IOWNのユースケースと未来像
●万博とIOWNの連携
●メディアハブ構想
●"実証"から"実装"へ
●今後の課題と展望

NTT西日本株式会社
デジタル革新本部 技術革新部
IOWN推進室 主査
真 田 優 一 氏

NTTビジネスソリューションズ株式会社
バリューデザイン部 ソーシャルイノベーション部門
社会基盤ビジネス担当 担当課長
吉 田 タツヤ 氏

(休憩)

「大阪・関西万博での実運用から見えた、IPプロダクションの現実と手応え」
●万博IPプロダクションの背景と位置づけ
●システム構成とネットワーク設計
●現場で得られた実運用の知見
●放送局としての手応えと今後への課題

日本放送協会(NHK)
メディア総局 メディアイノベーションセンター
副部長
北 島 正 司 氏

フォーラム・セミナーFORUM・SEMINAR

開催決定
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