ハイテクノロジー推進研究所

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マルチメディア推進フォーラム PART973【オンライン限定】
「分散型AIシステムで再注目されるネットワークエッジの活用」

メール申込用フォーマット PDFファイル(FAX申込書付き)
開催日2025年4月9日(水) 13時00分~17時00分
場所オンライン限定
受講料54,000円 (消費税込)

趣旨・論点

●モバイルとエッジコンピューティングの歴史
●AIのためのエッジ再定義(端末、ネットワークエッジ等)
●エッジAIが求められる背景
●通信事業者におけるAI活用のトレンド(ビジネス面、インフラ面)
●エッジAIユースケースや導入事例

モバイルを含む通信事業者のネットワークにおける、エッジの活用の議論は新しいものではなく、アーキテクチャやユースケースなど、長らく議論されてきたテーマである。しかしながら、現在までの通信事業者における商用のエッジサービスは、一定の成功は収めているものの、必ずしも当初期待されたような市場規模の獲得には至っていないという認識が一般的である。これには、ユースケースの開発に際してあまりにもエッジによるネットワーク遅延低減に着目しすぎた点や、キャリアフリーなサービスが必須要件となるコンシューマ向けコンテンツプロバイダと、固有のエッジサービスとしてビジネスを建付けたい通信事業者の間に生じる矛盾など、幾つかの根本的な要因があると考えられている。

一方で、昨今のAIに関する市場の盛り上がりや期待感は、ネットワークにおけるエッジの有効性をあらためて認識する絶好の機会となる可能性がある。より多くのデータからAIモデルを作成するAIや機械学習における「学習(トレーニング)」の用途には、中央集中型の計算処理基盤が理にかなっている一方で、入力データに対する速やかな応答の作成や、爆発的に増えることが予測される入力データを効率的に処理しなければならない「推論(インファレンス)」の工程では、処理基盤(の一部)を分散させることが求められると考えられている。推論システムを分散配置することで、一部の極めて遅延要求の高いAIユースケースや、データインテンシティの高いAIユースケース(例;マルチモーダルなデジタルツインシステム)を効率的に処理することが出来ることが望まれている。

本フォーラムでは、AIによる計算基盤を作成する上での主要な役割を担う、通信事業者、チップセットサプライヤ、ハードウェアサプライヤのエキスパートから、これまでのエッジコンピューティングの振り返りや現状の分析、AIを活用することで今後期待されるあらたなエッジコンピューティングの可能性について論じていただく。

(座長)
上智大学 理工学部 客員教授 服 部   武

スケジュール

各講演最後に質疑応答を設けてあります。

(ご挨拶/開催趣旨説明)
マルチメディア推進フォーラムモバイル部会
部会長代理
(元・エリクソンジャパンCTO)
藤 岡 雅 宣 氏

「通信事業者が考えるエッジAIの真の価値」
●通信事業者におけるAI/機械学習への取り組み
●エッジAIの各種ユースケース
●今後への期待や現状の課題

ソフトバンク株式会社 先端技術研究所
無線統括部 基盤&AI室
室長
山 科  瞬 氏

GPU/NPUを用いたAI分散処理基盤が実現する世界」
●AI/機械学習における GPU/NPU の役割
●通信事業者が AI/機械学習で果たす役割
●市場トレンド
●インテルが掲げる分散型 AI 処理基盤とは

インテル株式会社
インダストリー事業本部
サービスプロバイダー事業統括
久 保  聡 氏

(休憩)

「ネットワークエッジとしてのNPUの役割と可能性」
●AI/機械学習におけるNPUの役割
●クアルコムの取り組み
●市場トレンド
●NPUによる各種AIユースケース

クアルコムジャパン株式会社
マーケティング統括部長
泉  宏 志 氏

「分散型AIシステムで再注目されるネットワークエッジの活用」
●エッジコンピューティングの歴史の振り返り
●AI時代のエッジの再定義
●デル・テクノロジーズの取り組み
●AIネイティブな通信ネットワークとは
●エッジAIの各種ユースケース

デル・テクノロジーズ株式会社
Telecom Systems Business
Principal System Architect
野 地 真 樹 氏

フォーラム・セミナーFORUM・SEMINAR

開催決定
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