ハイテクノロジー推進研究所

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マルチメディア推進フォーラム PART969【オンライン限定】
「ウェアラブル・コンピューティング最新事情 ~スマートウオッチは“とば口”だ~」

メール申込用フォーマット PDFファイル(FAX申込書付き)
開催日2025年2月14日(金) 13時00分~17時00分
場所オンライン限定
受講料52,300円 (消費税込)

趣旨・論点

●コンピューター/ICTとそのヒューマンインタフェースの進化
●ウェアラブル・コンピュータ(ウェアラブルデバイス)の可能性
 ・ウェアラブルデバイスについて
 ・ウェアラブルデバイスの今後の発展
●ウェアラブルデバイス最新事情
 ・スマートウオッチの現在と今後の展開
 ・XR端末の現在と今後の展開
 ・デジタルヘルスケアにおけるウェアラブルデバイス

1970年の大阪万博で時計型の携帯電話(PHS)がお披露目され、夢の技術として注目を浴びました。その夢の技術も実現された今日、さて2025年の大阪・関西万博ではどのような新たな“夢”が披露されるのでしょうか?
コンピュータの世界でPCが主役の座をスマートフォンに譲ったのは4G登場の2010年代でしょうか? そして、“夢”の2030年代(6Gの時代)にはスマートフォンの次の新たな主役の登場も期待されていますが、その有力な候補である“ウェアラブル・コンピュータ(wearable computer)”は既に多くの進化を遂げています。
ウェアラブルコンピュータ(最近は、ウェアラブル・デバイスが一般的に用いられる)とは、装着もしくは着用出来るコンピュータのことで、ラップトップやスマートフォンなど単に持ち運べるコンピュータとは異なり、主に衣服状や腕時計状で身につけたまま使えるものを指し、 ウェアラブルデバイス、ウェアラブル端末等とも呼ばれ、前述のスマートウオッチ、スマートグラスやスマートウェア、さらには指輪型、靴型、懐中型、ペンダント型など様々なタイプのものがあります。
ウェアラブルデバイスは、人の五感を拡張したり、あるいは人の活動や状態をさりげなくサポートしたり、いずれも“人に寄り添う”ICTとして、今後もその拡大が期待されています。
その代表となるスマートウォッチ。既に多くの人が従来の腕時計に代わって利用しており、「アップルウオッチ」は、腕時計に関する世界シェア(金額ベース)で10%を超えたとの推計もありますが、その用途も多彩で、さらに睡眠中の状態を検知する機能が付加されたり、あるいは別のものでも、ランニングやゴルフ等の特定の活動のサポート目的での機能も充実してきており、今後も、今まで思いもつかなかった新たな使い方の登場にも期待が集まっています。
また、スマートグラスの分野では、エンターテイメント等に用いられるHMDに加えて、より軽量で使い易い眼鏡型のデバイスの普及も始まり、主役に迫る候補として、現実と仮想空間を融合するXRの市場拡大に寄与し始めています。
ウェアラブルデバイスはまた、ヘルスケアの分野でも注目を集めており、着用者の日常生活を通して連続的に生理的データを収集することを通じて、健康状態の確認、病気等の早期発見・治療への応用が図られています。この様な目的では、前述のスマートウオッチの他、導電性素材を利用したシャツやベルトなどの活用も進められており、心電図や心拍数の精緻なモニタリングも実現されています。
さらに、非侵襲・イヤホン感覚で血糖値をスマートフォンに送信するといった技術、肌に貼り付けるだけのコイン大の小型センサにより、体内リズムの指標とされる、脳をはじめとする臓器など体の深い部分の温度(深部体温)を測定する技術なども実用化が近づき、人生100年時代を迎えて、この分野での利用が大きく広がっていくことが予想されます。

本講演では、人に寄り添うICTとして、日常から余暇活動、また健康維持・予見・治療等への拡大が期待されるウェアラブル・コンピューティング(ウェアラブル・デバイス)について、既に普及期/拡大期にあるスマートウオッチやスマートグラスなどの最新動向や今後の目指すところなどを調査するとともに、更なる高度利用を目指すスマートウェアやその他のウェアラブルデバイスについて、様々な応用事例や今後の発展について明らかにしていくことを通じて、ICTに関わる人にとって、業務上は基より、個人としての「ウェアラブル・コンピュータ」の価値と可能性についても議論していきます。

(座長-総合司会)
東京大学  名誉教授  齊 藤 忠 夫

スケジュール

各講演最後に質疑応答を設けてあります。

(基調講演)「コンピュータ/ICTとそのヒューマンインターフェースの進化」
東京大学 名誉教授
齊 藤 忠 夫 氏

「ウェアラブルの過去・現在・未来」
●センサネットワーク技術の進歩
●ウェアラブル機器の進展
●ウェアラブルネットワークの近未来
●快適環境の実現

特定非営利活動法人 ウェアラブル環境情報ネット推進機構 理事長
東京大学 名誉教授
板 生  清 氏

「スマートウオッチ最新事情」
●スマートウオッチの現状
●スマートウオッチの今後の発展とその可能性
●Google・Fitbitのスマートウオッチ/ウェアラブルコンピューティングへの今後の取り組み

Google合同会社
Google Pixel製品企画アジア太平洋事業統括リージョナルディレクター
阿 部 和 子 氏

(休憩)

「XR端末」
●スマートグラス/HMDの現状
●XR/グラスへの取り組み
●NTTコノキューデバイスにおけるMiRZAの目指す未来

株式会社NTTコノキューデバイス
代表取締役社長
堀  清 敬 氏

「ウェアラブルコンピューティングとヘルスケア」
●人生100年時代のヘルスケアとウェアラブルコンピューティング
●スマートウェアを活用したヘルスケア
●非侵襲センサを活用した高度なヘルスケア

NTT物性科学基礎研究所 バイオメディカル情報科学研究センタ
プロジェクトマネジャー 主席研究員
林  勝 義 氏

フォーラム・セミナーFORUM・SEMINAR

開催決定
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